pHとは

水素イオン濃度指数の事です



+の電荷を持ったイオン(陽イオン)の比率が多いと酸性となり、−の電荷を持ったイオン(陰イオン)の比率が多い
とアルカリ性となり、陽イオンと陰イオンの比率が均等にある状態が中性(pH7.0)となります。

水のpHの意味

日本の水道水は、H₂Oの他にわずかな水素イオンH⁺と水酸化イオンOH⁻が均等に含まれています。
この水素イオンH⁺と水酸化物イオンOH⁻のプラスとマイナスの比率で酸性とアルカリ性に変わってしまうという訳です。

塩水を電気分解して出来る「強酸性電解水」の意味

食塩を溶かして出来た、この食塩水では、電気がとても流れやすくなります。
食塩(NaCl)は完全にイオン、すなわちナトリウムイオンNa⁺と塩化物イオンCl⁻がくっついた状態だからです。
つまり、食塩を水に溶かした状態は、水の中に大量のイオン(主にナトリウムイオン、塩化物イオン、僅かに水素イオンと
水酸化物イオン)が入っており、これらのイオンの存在により電気が流れやすくなっているのです。
この状態で電気分解をすると、陽極側でイオンに電気を与えることによって、陽極に沿った変化が起こってしまい
結果、陽イオンの比率が増え、pH2.3〜2.7ほどの「酸性」になってしまうのです。

「酸性」は何でも溶かす!?

酸性で溶かすといえば、小学校の理科の実験でやりました塩酸と硫酸。では、これらのpH値はいくつなのでしょう?
市販の濃塩酸(37.2%)はpHが-1.1。濃硫酸は約98%の硫酸でほぼ水を含まないため、pHで測る事が出来ません。
これでは、参考になりません。
では近代社会公害の「酸性雨」はpH5.6以下です。これはどうでしょう?
この時点で「強酸性電解水」のpH2.3〜2.7は大丈夫か?と思われる方が多いと思いますが
実は意外に酸性の高いものを、自分たちは普段よく飲んでいます。

たとえば、ポカリスエット pH3.44  アクエリアス pH3.35  コカ・コーラ pH2.42 などです。

コカ・コーラは、「強酸性電解水」と同等の酸性レベルですが飲料用です。無論、酸性=溶かして危険な訳では無いということです。
公害の「酸性雨」は、主に@硫黄酸化物(SOx)、A窒素肥料由来の窒素酸化物 (NOx) 、B塩化水素 (HCl)で
大気中の水や酸素と反応することで、@硫酸、A硝酸、B塩酸になってしまい公害となってしまっているのです。

それぞれの電解水の違い

pHの違う電解水の違いとは
「強酸性電解水」のpH2.3〜2.7
「微酸性電解水」のpH5.0〜6.5
+のイオンの量が強酸性電解水は多く、
微酸性電解水は少ないという事になります。

つまり強酸性電解水は、「殺菌の即効性が高い」訳ですが、
その他にも「塩素(Cl²)」などが残っているので
高い酸性値で、塩素臭などを発してしまいます。
また「強酸性電解水」で、生食肉やお刺身などを洗って
しまうと、白く変色してしまうなど食品関係には、あまり
向いた商品では無いという事になります。
しかしながら、「殺菌の即効力が高く」「人体に対して安全」であることから「医療関係」にはとても向いた商品であると言えます。
一方「微酸性電解水」は、強酸性電解水ほどの即効性は無いのですが殺菌成分の「次亜塩素酸」の割合が「強酸性電解水」よりも
少し多くしっかり殺菌を行い、嫌な塩素臭が少なく、安全なので、とても食品の洗浄などに向いていると思われます。

ハイター・ブリーチ(次亜塩素酸ナトリウム)はどうなのか?

塩素系殺菌商品としての代表はハイター・ブリーチなどです。
この商品の主成分は「次亜塩素酸ナトリウム」であります。
この次亜塩素酸ナトリウムは約pH9.0で「次亜塩素酸水」と同様に、水と食塩の電気分解で生成されますが
同時に「界面活性剤(中性洗剤の主成分)」を加えて出来ています。
その為、塩素成分は次亜塩素酸イオンが約90%、殺菌効力が強い次亜塩素酸が約10%で
高い塩素濃度にしなくては、殺菌効力が薄くさらに次亜塩素酸イオンは、残留性が高いため
食品などにも使用しても、塩素は残留してしまい界面活性剤が漂白などを促すのも、食品の味、質ともに劣化させてしまいます。
さらに手を洗うと、上記効果に加えアルカリ性が皮膚を荒らしてしまい健康にはとても不向きです。
また残留性も高いので、環境に安全に簡単に処理することも難しいのです。

次亜塩素酸ナトリウムの主な特徴
次亜塩素酸ナトリウムの利点

とても日持ちがする

次亜塩素酸ナトリウムは、アルカリ性であることと、界面活性剤が変化を鈍くさせるのでとても日持ちがします。

次亜塩素酸ナトリウムの弱点

界面活性剤を使用している

次亜塩素酸イオンを次亜塩素酸へと変えるにはアルカリ性から酸性へと変化させる必要性があります。
しかし「界面活性剤(中性洗剤の主成分)」を使っているので、塩素が残留します。
食品添加物に指定されては居ますが、人に優しい、環境に優しいと言えるとは思えません。

塩素臭がする

次亜塩素酸イオンが主成分の為、塩素臭があります。

環境に優しくない

残留性が高いので、環境に優しく簡単に処理することは出来ません。

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